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ケンコー・トキナー モノクロカメラ KC-TY01 を注文してしまいました

感熱紙を使用するインスタントカメラ

先日、たまたま、チェキのモノクロフィルムを買おうかと悩んでいたのですが、チェキはランニングコストは安くないという現実があります。
もちろん、フィルムなので、その良さがあるのは間違いありません。

で、たまたまニュースサイトを見ていたら、出てきたのがこれ、モノクロカメラ KC-TY01
見た瞬間に、色々出来そうだ、作品に使えそうと思いました。
そして、レシート等に使うような、感熱紙を使うことから、ランニングコストは、大幅に安くなるため、実験も沢山できます。
1ロールで80枚撮影できることは大きいと思います。

仕様は・・

イメージセンサー1/6.5型 CMOS
総画素数約32万画素(648×488)※1
有効画素数約31万画素(640×480)※1
レンズf=2.8mm F2.8
35mm換算焦点距離44mm
撮影距離標準 : 約0.3m 〜 ∞
内蔵メモリーユーザー使用可能領域はありません
印刷方法感熱式
印刷解像度200dpi
印刷ドット384ドット / ライン
ドット数8ドット/mm
印刷領域47×62mm
用紙の幅57±1mm
シャッタースピード1/100秒
ISO感度ISO 100
内蔵電池リチウムイオン充電池
定格電圧DC5V
定格電流1A
USBポートUSB micro B
寸法(幅×高さ×奥行)約137×90×51mm
重量約226g(付属品除く)

とのこと
1/6.5型センサーで、31万画素というところが泣かせます。
普通に考えたら、現在の仕様としては低すぎるスペックです。
しかし、680×480というサイズは、ビデオのSDサイズで馴染みの深いものでもあります。ほんの十数年前までは、かなりお世話になった画像サイズですね。映写すると、ドットが目立ちます。
ですが、ロールの感熱紙のサイズを考えると、十分な解像度でもあります。
おそらく、元のデジタル画像そのものは、それほど面白いものではないとは思いますが、感熱紙で印刷することで、味が出てくるのは、容易に想像できます。拡大して現れる、ドットも、この場合は味になると思います。

とりあえず、試してみないと分からない

色々と想像はしてみたものの、実際に使ってみないと分からないこともあります。
手元に届いたら、色々と試してみようかと思います。

カメラが到着

KC-TY01 買った時の状態

2020年9月18日、KC-TY01は、まったくの玩具のような状態でやってきました。ある意味新鮮かと。
ドン・キホーテとかのディスカウントストアとかで、普通に売ってそうな感じ。
まずは、充電からです。電池は内蔵しているようです。

裏側

手に取った時、どのような商品なのか、分かるようになっています。

レンズと思っていた所が・・

KC-TY01 F2.8のレンズ

なんと、レンズと思っていた場所は、レンズではなく、ここがレンズです。
つまり、ここを何気なく持って撮影すると、何も写らないわけです。
けっこう適当な作りで、ノートパソコンとかのカメラのようです。まぁ、性能的にも、一昔前のそれですが・・

これはレンズではありません

KC-TY01 ロール紙収納用の蓋

レンズと思っていた場所は、この蓋を開けるための、つまみでありました。
あと、これかなり固く、壊れてしまうのではないかと心配になりましたが、なんとか開きました。この中に、感熱紙のロールを入れることになります。

ロール紙を入れます

ロール紙のテープを貼っていたところが破れたので、その部分までカットすることに。
閉じて、びりびりと剥がしていきます。

このロール紙の値段なんですが

モノクロカメラ用 ホワイトペーパー 3個セット KC-TY01P
リンクから分かる通り、3ロールで1650円しかしません。
せっかくだから、汎用の感熱紙が使えれば、もっと安くあがるのですが、カメラが太くなるので、そうもいかないかもしれませんね。
ちなみに、調べたところ、キタ〇ラでは、今のところ1100円でした。

ストラップは汎用のものです

アマゾンとかでよく見かけるものと同じ? KC-TY01のストラップ

ストラップは、、アマゾンとかでもよく見かけるものと似ています。というか、同じもの?
実は、同じようなものを持っているので、分かるのですが、たぶん同じものです。
それは置いといて、おしゃれで良いと思います。

撮影してみる

KC-TY01 写真

このカメラ、電源を入れて、シャッターを押しても何も起こりませんでした・・ジャンク品?と思いましたが、シャッターを数回押すと写真が撮れました。
仕様でしょうかね?
ガショーンと音が鳴るので、それが撮れた証拠です。

で、出てきた写真はこのような感じです。
まったくのレシートという感じですね。これは、思っていた通りなのでこれでOKです。
デジタルの写真ではありますが、感熱紙というアナログ要因によって、揺らぎのある写真が撮れます。

最初のモデルは、ドリヤマさんでしたが、これからは、他のものも撮影してみる予定。
何か使えそうだと思ったら、作品にも使用してみます。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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