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Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8

Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8 は、ブラックコーナーエフェクトを外して、フルサイズで使うべし

holga lens 25mm f8

このホルガレンズ ソニー用、実は、随分と昔から持っていたのですが、つまるところ、変なレンズが多すぎて、なかなか使うことがなかったのですが、買った時から思っていたのは、ブラックコーナーエフェクトは、わざとらしいということ・・
これは、APS-C用のレンズという設定なので、こうなっていますが、実は、フルサイズで使ったほうが、よほど感じの良い周辺減光が撮れます。
ブラックコーナーエフェクトは、既に取り外して、存在してないわけですが、この無い状態こそ、このレンズの本領発揮という感じです。
少し撮ってみましょうか・・

SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8

既に、ぼくの顔など、色々と晒されていますので、とりあえず自撮りなど・・
このように、かなりの周辺減光があり、強いコントラストもあって、余計なところが写りませんので、なんとなくフィルム写真っぽい絵になります。
ちょっと、昔の人のようでもありますね。
今は、東京都写真美術館での写真の個展の関係で、非常に忙しい身なので、なかなか外に撮影に行く暇がありません。
もし行くとしても、作品用の写真なので、なかなか気楽に写真というわけにもいかない日々です。

もっと、フィルムっぽく撮るには、画像処理が必用かもしれません

SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8

見事なまでに、周辺減光があるのと、それが意外になめらかなので、なかなか感じの良い写真ではありますが、やはりデジタルらしく、ぬめっとしています。
これにノイズを加えることで、かなりフィルっぽい絵にはなります。

SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8 ノイズ付加

画像処理ソフトで、ノイズを加えてみました。
なかなか、フィルムグレインっぽい感じになります。
これは、ファミレスで、パートナーと食事をしている時に撮った写真です。

もう少し、色々と撮りたいわけですが・・

SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8

こうして、改めて撮ってみますと、これはかなり使えるレンズであることが分かってきます。
もちろん作品としての写真に向いているということです。
これは、ファミレスの室内照明による光で撮っている絵なわけですが、明るい部分の柔らかい諧調変化と、黒のコントラストの差が、かなり秀逸な絵を描いていることが分かります。
最近のレンズは、写りすぎることもあり、余計なものまで撮れてしまうわけですが、それらを自然に排除したい場合、このレンズは向いていると思います。

というわけで、このレンズで色々と撮ってみることにします

このレンズを、フルサイズ機に付けると、そのまま25mmレンズとして使えるわけで、スマホとかに近い広さで撮れることになります。
あと、被写界深度の深さから、慣れてくると、勘だけでピントを合わせることが出来るようになります。
この特徴は、フィルム機のHolga同様のもので、よく似た感覚での撮影が可能です。換算でも、こちらのほうが広角なので、より、ピントは合わせやすいのではないかと思われます。
もう一つの特徴としては、周辺画質は非常に悪いのですが、中央は意外に解像するレンズであるということ。
こういった特徴を生かし、GRのように、背面液晶を使って、スナップを撮ってみることにします。
それでは、後程!

いくらか撮ってみました

SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8
SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8
SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8
SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8
SONY α7Ⅱ/Holga Lens HL(W)-SN 25mm F8

かなり、雰囲気の良い絵が撮れます。
今後も楽しめそうですね。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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