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今さら PENTAX K-7

昔々K-7を購入したのだけれど

PENTAX K-7

デジカメにもそれぞれ良さがあるわけで、個人的には過去の機種も手放せなかったりします。どうこう言いながら8社ぐらいのデジカメを持っていて、今は売る気もありません。ただし、センサーが同じものならば、気に入ったほうを残して、もう一方は売ってしまいますが・・センサーの違いは、フィルムの違いのようなものなので、そのフィルムを一つ残していたいという感覚です。
さて、このPENTAX K-7ですが、10年以上前当時でも画質に難があるとされてきた機種ですが、ぼくが購入したデジカメとしては、初めて新品で購入したのは、このK-7でした。販売途中から、値段がガタ落ちしていて、中級機とは思えない安さで売っていて、他社のエントリー機よりも安かったので購入しました。
ですが、皆が言うのは、この機種は高感度がダメで、とにかく画質が悪いとの事でした。ぼく自身は、当時デジカメの事はよく知らなかったので、その話にすぐ流されてしまい、後継機のK-5にすぐに買い替えてしまったのです。1年も所有していませんでした。
ですが、その後継機のK-5の画質は、高感度では当時フルサイズに匹敵し、ダイナミックレンジでは上回るとベンチマーク上の話を持ち上げられ、DXOMARKでは、当時のフルサイズセンサーを上回る82というスコアを叩き出していました。確かに高感度性能は、それまでの機種を考えると次元が異なり、オートで雑に撮ってもそれなりに奇麗に撮れるというものでした。この能力は、APS-Cとしては、未だにトップクラスの能力と言えます。ですが、残念ながら最も奇麗に撮れたという時はぱっとしない印象・・失敗は少ないものの、良く撮れても何か華の無い絵だなと思い、その後はひたすらもっと古いCCD機ばかり使っていました。その時のインプットなのか、未だにCCD機の絵が好きで、主力はCCD機ときています。

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

このK-7との付き合いは短かったのですが、何か華のあった絵が忘れられず、時と共に、その印象は更に昇華されてしまい、とうとう買い戻す事に・・ほぼ未使用の中古品を、ゲットしてしまいました。
撮ってみて思ったのは、「色が美しいし、彩度が高いのに嫌な感じじゃない」という印象でした。とりあえず、現行機では、このような感じで撮れないし、彩度の設定を上げるとえげつない色になってしまうのです。すっきりした感じになりません。K-7の絵は、K-7だけのものなのです。

ペットのインコでも撮ってみる

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

これらの写真は、かなり惰性で撮っていますが、少々触っただけでもこのような絵になります。とにかく色が美しいと思います。オオハナインコの妖子さんです。
うちは、インコが多いので、その写真は多いのですが、かなり高度な照明を作っても、色としては奇麗に出ていなかったという印象があります。おそらく、この機で同じことをすれば、はるかに豪華な絵が撮れることを想像できます。
低感度iso400までが、この機が奇麗に撮れる領域で、それ以上だと、とても現行機の相手にはなりませんが、そもそもフォビオンユーザーでもあったぼくからすれば、それでも高感度に余裕があるという印象です。フォビオン機は解像こそ素晴らしいものの色については首をかしげたくなる事が多いのも事実です。同じ低感度番長だとしても、用途はまったく異なる事になると思います。

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

こういった色に関しては、本当に素晴らしい。他の機種でも、ものすごく苦労したら可能かもしれませんが、同じ手間をかけるのであれば、こちらは更に上をいくかもしれません。とても色気のある絵だと思います。オオハナインコの花太郎さんです。
ちなみに、この機種は、国産メーカーのセンサーではなく、サムスンのセンサーが乗っていると言われています。ベンチマークで見る性能は、とても低いセンサーで、これだけを見ると見劣りするのは確かです。
設定としては色々な所を弄っていて、一番使うのは、ハイライト補正を使ったiso200の設定で撮影します。場合によっては400も使いますが、頻度は低いです。ハイライト補正が必要なのは、このセンサーのダイナミックレンジの低さも関係があります。すぐに白飛びするわけです。このモードで、その弱点を補うという感じです。

K_7P0581.jpg
こちらの画像は、クリックで拡大します
この機種には、ローパスフィルターが付いていますが、こういう羽とかは、流石にモアレが出るようです。
PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

このくらいだと分かりませんし、とてもなだらかな諧調を描いていると思えますが、iso200の設定でも、それなりにノイズは出ます。別の言い方をすれば、そのノイズによってフィルム的な絵が得られるとも言われています、出方も嫌な感じではないのです。

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

等倍だとこんな感じ・・ですが、フォビオンクワトロセンサーとかに比べると幾分マシな感じ。個人的には、この程度のノイズがあったほうがプリント時に立体感が出るのではないかと思っています。

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

かなりどうでも良いショットですが、どうでも良い感じにはなっていません。緑→青系の色はとにかく奇麗に出ると、高彩度のものが奇麗に出るので、色が多いものに関しては、特化した撮影が出来そうです。

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL
PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 35mm F2 AL

同じ状況下で他のカメラと比べてみる

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 50mm F2.8 MACRO /iso200
SONY NEX-6/ KAMLAN FS 28mm F1.4 /iso100

一応、より彩度を上げたのはNEX-6のほうです。不自然にならないギリギリのところまでやりました。レンズは KAMLAN のほうが高性能かと思われるので、さすがに解像感があります。ですが、彩度が高いながら、K-7のほうが自然な感じがします。あと、色味的に複雑に分かれている気もします。もやがかかっている感じもありません。
ちなみに、NEX-6には、K-5系と同じ1600万画素センサーが乗っています。

片方にもやが出ないよう、コントラストを上げてみる

PENTAX K-7/SMC PENTAX-FA 50mm F2.8 MACRO /iso200
SONY NEX-6/ KAMLAN FS 28mm F1.4 /iso100

なんか、CGっぽくなってしまいましたね・・奇麗ですが・・

インコの世話中に撮ったものなので、基本惰性で撮っていますが、そのうちきちんとした状態で撮影してみる予定です。
10年以上前の機種ですが、今後も長く使う事になりそうです。

本来、映像作家で、アニメーションなどを作っているはずでしたが、あまりのしんどさから体調崩して病気になり、とてもじゃないけど、アニメーションなど作れない状態に陥り、現実逃避から、流れに流されて写真などを撮ってストレス発散している次第であります。 基本的にテーマなどなく、その日の気分で撮った写真とかをアップしたり、たま~に日の目を見なさそうなマイナー機材や、既に終わっている機材をレビューしたりしていきます。 昭和シェル石油現代美術賞、イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、ポンピドゥーセンター、ソフィア王妃芸術センター、キヤノン写真新世紀 等で発表。 どこまで流されるのか・・目的地は不明。

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