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blog,  写真日記

リネケ・ダイクストラの写真集 Rineke Dijkstra Portraits を買ってみた

生まれて初めて写真集なるものを買ってみました。いや、恐ろしく高いんですね・・驚きましたが、そういうものなんでしょう。

今年の、キヤノン写真新世紀に、何故か通ってしまって、その選者が、リネケ・ダイクストラというオランダの写真家とのことだったので、興味を持って買ってみました。

正直、今まで、写真集というものに興味が無かったため、色々とスルーと言いますか、写真界そのものをまったく知らない状態で、いったい何から調べれば良いのかも分からずでして、とりあえず、ぼくを選んでくれたリネケさんの写真集から入ってみようと思いました。

結論から言いますと、これがとても良かった・・なんと言いますか、驚くほど無駄のないポートレート写真集で、言語などまったく分からない状態ですが、それぞれのバックグラウンドが、最低限の情報で何となく分かるような気がする写真群です。
おそらく、その人のアイデンティティのようなものを表したもので、「私は○○」という、静かな主張を感じます。特に背後に海が見える写真が感動しました。「私は○○」「私は○○から来ました」という声が聞こえる感じです。

フォーマットは何だろう・・中判では無さそうな気がします。この滑らかさは大判でしょうか。

個人的に、写真を撮り始めたのはデジタルで、多くは遊びか、アニメーション制作のための道具でした。最終出力は、あくまでもデジタルです。
そのため、紙メディアや、印刷フォーマットに関しては特に疎く、dpiとか、そういった数値の仕組みが、イマイチ分かっていません。印刷のためには、だいたい300~350dpi必用というぐらいの知識です。

あと、色々と指定があるわけですが、それが何なのか分からないので、色々と調べている段階。それでも、人に聞かないと分からないかもしれません。
写真をプリントする事に関しては、そのくらい素人なわけです。

考えてみれば、アニメーションを制作した時も、何も分かっていませんでした。
「見た目がこんな感じだからOK」という感じだったわけです。
今回もそうですが、あくまでも写真作品というよりは作品と考えた場合、それでも良いのではないかとも思っています。
今後、色々と知っていけば良いのです。

その足掛かりとしての写真集。質感や、色にもこだわっている感じが出ているように見えます。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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