Konica Ⅰ Ⅱ Ⅲ
先月の話、たまたまどこかのサイトで見かけたのですが、Konica Ⅱというカメラが、とても美しかったので興味を持ちました。それを早速ですが入手。戦後間もないカメラなんですが、極めてデザインの美しいカメラです。
ジャンク品でしたので、修理も兼ねていましたが、それは修復され、現状バッチリ写真が撮れます。
それを調べている間ですが、前の機種である、コニカ1型や、後継機のKonicaⅢにも興味を持ってしまいました。というわけで入手ですよ。
それぞれ分解もしましたので、構造面も、ある程度理解しました。分解の過程もアップしようかと思いましが、調べると他にもけっこう出てるようなので、とりあえずはそちらを調べる事をおすすめします。
とりあえず、写真も撮りましたので、そちらの感想。
尚、このページは、今後かなり編集される可能性があります。というのも、写真を撮っていない機種が多いもので・・
目次
Konica Ⅰ
いわゆる、ストレートに名前はKonicaのようです。後継機があるものなので、KonicaⅠといった感じでしょうか?なんというか、可愛いカメラです。
戦後すぐに登場したカメラのようで、レンジファインダー機となっております。なので、構図はともかく、ピントはバッチリ合わせる事が可能です。
構造を言いますと、極めて単純で、修理難度も高くはありません。ただ、簡単と言いましても、難しいので、される場合は自己責任で。
このカメラ、レンズはHexanon 50mm F2.8というレンズが搭載されていて、どのような写りなのか分かりませんでしたが、写りはかなり良いです。まだ試していませんが、Hexar 50mm F3.5 というレンズを搭載したレンズもあるようです。
写り
撮りました!と言いますか、レンズが同じであり、写りはまったく同じなので、KonicaⅡの写真をアップしてみました。普通に撮れてますが、最短撮影距離が1メートルと長いのが難点です。まぁレンジファインダーなので、パララックスの問題もあり、構図が大きくずれるので、仕方のないところ。
写りに何ら問題はありません。
Hexar 50mm F3.5のほうも入手しましたので、そちらで撮影したらアップしてみようかと思います。
Konica Ⅱ
そもそもの本題がこちらなんですが、この曲線的なデザインに一目ぼれしてからの購入でした。ジャンク品でしたが。
シャッターは切れず、レンズはカビだらけ、絞りは油まみれでした。最初に直したので、とても時間がかかってしまいましたが、これでこのカメラはなんとなく理解しました。
難点を言いますと、ストラップを付けるところが無く、カメラケースでも付けないと、使い勝手は良くないです。あと、シンクロ接点が、コダックタイプです。この接点用のケーブルが、現在存在しないので、事実上はストロボは使えないカメラです。ただ、方法が無いわけではありませんが、それほど苦労するならば、ドイツ標準タイプの型もありますので、そちらを使えば良いと思います。ただ、なんとなくカッコいいのは、こちらのコダックタイプのKonicaⅡでしょうか?
このカメラも、何タイプかレンズの違いもありますが、とりあえずベーシックモデルです。あとですが、このカメラ何度も小変更があるみたいで、同じグレードでも部品や仕様が異なる事が多々あります。
写り
戦後すぐのカメラだと侮っていましたが、写りは素晴らしいです。まさか、ここまで写るとは・・シャープですし、ボケもそれなりに綺麗です。ピントも完璧というか、ぼくなりに調整しましたので完璧なのですが、パララックスの関係で、構図は思ったように出来ません。特にですが上のほうが写っていません。これは、カメラごとに違うようなので、そのカメラのパララックスがどちらにずれているのか?を考えて撮ったほうが良いですね。上側が足りないようなので、今後はそれよりやや下に向けて撮れば良いだけです。
あと、露出計がありませんが、今だとスマホの露出計アプリが非常に便利だと思います。
こういう、薄暗いところでも案外いけます。少なくとも、一眼レフ機のようにシャッターショックとミラーショックが無い分、ぶれには強いです。
レンズのシャープさとも相まって、なかなかに良い感じです。おそらく、絞りはF4程度でシャッターは1/20程度でしょうが、なんとかなりました。
個人的に、レンジファインダー機に関しては期待はしていなかったのですが、予想外にピントは合いますね。ぼくにとっては、初のレンジファインダー機ですが、なかなかに良いです。
ただ、一眼レフのように、目にピンポイントで合わせるような感じで撮るのは難しいので、それなりに絞ったほうが良さげです。そもそも、撮影距離的にそんな事得意じゃありませんが・・
今後、このKonicaⅡで写真を撮りましたら、またアップしてみようかと思います。
Konica Ⅲ
このカメラに関しては、構造的に難を感じました。というのは、横に付いた巻き上げレバーです。これ自体は良いのですが、構造的には、どう考えてもレバーを引っ張るバネが切れると思います。この機種のジャンク品によく見られるのですが、レバーが落ちているのは、バネガ切れているからと考えたほうが良いかもしれません。
多くの改良が施されていますが、将来の耐久性を考えれば、この三型が一番脆いのではないかと思えます。
とはいえ、単純な構造なので、これ以降のカメラより脆いというわけではなさそうですが、部品が無い事を考えれば、構造が単純なもののほうが信頼性は高いと思います。
あと、レンズの絞りや、シャッタースピードが、連動して動くのですが、ウザいだけです。従来の操作系のものもありますので、そちらのほうが良いです。
カメラそのものは?と言われれば、なかなか良いと思います、特にファインダーでしょうか。内部がプリズムなのと、パララックス補正機構が入っています。どのくらい信用できるものなのか?に関しては、まだ撮影していないので分かりませんが、無いよりは良いでしょう。
三型の標準グレードそのものは、レンズが同じであれば、写りは同じですが、ファインダーの見え具合等を考えれば、このⅢA型が名機と言われるのも分からなくもありません。そのせいなのか、ノーマルのⅢ型は安価なので、そこを狙って買うというのも有りですね。
このカメラの写真に関しては、まだ撮っていないので、撮る機会があれば、また写真をアップしようかと思います。