blog,  フィルムカメラ,  写真日記

ガチ撮りはフィルムで行うことに

フィルムに回帰?いや、デジタルから始めてます

初めての写真作品が、キヤノンの写真新世紀でグランプリをとってしまったので、フィルムに目覚めてしまいました。
皆がフィルムで撮っていたから?
いえ、ぜんぜん違う理由です。
作品の新しいスタイルを思いついたからです。
どんなスタイルかは、展覧会までは言えないのですが、誤算としては、デジタルよりも揺らぎがあり、なまめかしい感じがするのがツボでした。

デジタルだと、こういう感じにはなりません。
しかし、これはデジタル写真です。フィルムを撮影して、RAW現像しているわけですね。
うちの近所には、ラボもなく、現像できるところはキタムラとかのカメラ屋ぐらいなものです。個人的には、それで十分で、作品としての役割は、そこで果たせました。むしろ平均的であることが重要でしたから。
お金もかかりませんしね。

というわけで、これからはフィルム重視で

冷静に考えてみますと、今の装備から、新しいデジカメを購入しても、画質的には、ほとんど変わりません。
ぼくの用途だと、動体を撮ることが極めて少ないため、画質が大差無いならば、今の機種で十分です。
動画機としては、新型カメラには興味があります。
ぼくは、映像作家といいましても、主にアニメーションの作家でしたから、動画性能も、それほど必要ありませんでした。ところが、今は写真系の動画を撮るようになったので、そういう意味では新型カメラにも興味はあります。
問題は静止画のほうでしょうか?これは、フィルムの使用で、大幅に絵が変わりました。
というわけで、フィルムとデジタル両方で記録する事にしました。

現在使っているフォーマット

個人的には、フィルムであることが重要で、その時一番安いフィルムを使うことにしました。
色々試したほうが良い?
まぁ、ぼくには必要ないことです。意味が重要ですから。
サイズは、普通の35mm、あと645、6×6、6×7という感じで、67はここ数日で始めたばかりです。まだ現像すら出していません。

HOLGAなんぞも使っております。もちろん作品のためです。
鳥取砂丘に、コロナ禍での人間模様のようなものを撮りに行きました。
一部、東京都写真美術館でも展示予定です。

結論としては勘

ぼくは、あまり勉強に向いていないので、何でもいきなりです。学ぶ前にまず自分の考えで動くという感じなので、これまでの通例などには固執していません。
こうなったらいいなあと思ったら、それを目指してやるという感じです。
面白いことですが、人間、きちんと想像出来たら、それはだいたい出来るもんです。それは、ぼくの特性と、パートナーは思っていますが、どうなんでしょうね?
作品って、結局のところ、何を表したいか?だと思うんです。僕の作品って、そのツールの考察とか、例えば写真の文化を深めるとか、そういうのは二の次なんですよね。
フィルムという、新しいツールを手に入れましたので、今後も色々な組み合わせを考えてやっていく予定です。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です