KAMLAN FS 28mm F1.4
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KAMLAN FS 28mm F1.4 というレンズ
そもそもは2万円台のレンズだったと思うのですが、最近15000円台で売られるようになったので衝動買いです。KAMLANは、この28mm F1.4を撒き餌にと考えているのでしょうか?描写には定評があるレンズです。明らかに他の中華レンズとは一線を画す描写ですし、APS-Cで、換算40mm付近なので、現代の撮影シーンを考えると、標準レンズとして使いやすい焦点距離なのではないかと思います。そもそも、日本の路地や店舗は狭く、50mm付近を標準と捉えるのは無理があるような気がしていました。
絞りは、クリックレスタイプで、動画にも使いやすい仕様になっています。被写界深度目盛りもあります。他の中華レンズに対して、ずっしりと重く、大きさもあるので、写りに期待出来そうな雰囲気です。ピントリング等は少し重めでしょうか?冬になると、けっこう重いです。
フィルター径は52mm 他の中華レンズに対して小さくはありません。ですが、フルサイズのレンズの事を考えると、ずっとコンパクトです。
マウント部には、電子接点はありません。こういう仕様のレンズの場合、カメラの本体設定で、レンズ無しレリーズを許可する必要があるので、注意が必用です。もしカメラに故障が無いならば、設定で必ず撮れるようになりますので、焦らないでください。
絞り羽は多く、12枚でしょうか。奇麗な円形を描いています。
チャートでも撮影してみる
チャートも普通に撮ってみたかったのですが、チャートが小さいですし、このレンズの画角から、少し引いて撮影したかったので、このような形に・・とりあえず、このような形で・・
これらの画像は、クリックで拡大し、等倍鑑賞可能です。
2020/04/28 追記
歪曲は樽型、周辺は流れていますね・・まぁこれらは海外の評価でもこんな感じでしたか?
中央の解像は、なかなかですが、周辺はまだ流れています。
中央付近は、かなりキリっとしていますが、周辺はまだまだです。
ここにきて、かなり周辺も解像してきました。普通の撮影ならば、実用域として使えそうです。
さらに解像は増したと思います。
風景を撮るならば、このあたりが良いかもですね。全域使用可能でしょうか?色収差がけっこうあるのが残念ではあります。
ここで一つ思うのは、思ったよりもチャート撮影の結果が、他の安物中華レンズに対して、それほど良くないということでしょうか・・
ここも問題なし、センサーにゴミが乗ってましたね・・(汗)
少々、回折現象で解像度が落ちてきたでしょうか?まぁAPS-C専用ですし、F11まで使えれば十分かと・・
ちなみにこのレンズ、チャートよりも実際の撮影のほうが威力を発揮する模様・・他の安価な中華レンズよりも、チャートの結果が悪いとしても、一般撮影の、ほとんどの状況で、他を上回ると思います。
KAMLAN FS 28mm F1.4 で撮影してみる
解像感やコントラスト等、他の中華レンズとは一線を画す描写力で、完全に現代のレンズという感じ。値段を考えると、圧倒的なパフォーマンスです。あと、明るい事と、開放から解像することから、ライブ撮影等でも威力を発揮します。マニュアルフォーカスであることに不満が無いならば、持っていて損のない選択だと思います。
現少々忙しいので、他の写真のアップは後程。
こちらの画像は、クリックで拡大します。
ざざっとこんな感じですが
KAMLAN FS 28mm F1.4は、他の安価な中華レンズとは、一線を画した画質で、35mmよりやや広い標準レンズとしておススメできます。というか、台湾レンズといったほうが良いのかな?
昔の135のフィルムサイズに慣れてしまっている人には使いにくいかもしれませんが、今や、このやや広い画角のほうが、室内等でも使いやすいのではないかと思います。
一時期、15000円程度で売られていたこともありますが、現在は値段が元に戻ったので、安価とも言えなくなったのは残念ですが、それなりに高性能なレンズです。いや、15000円程度の値段なら、文句なしの性能なんですがね・・
2020/04/28 追記