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人はなぜ憎しみ合うのか

これは、マーク・W・モフェット氏の「人はなぜ憎しみあうのか」の下巻。上巻は既に読んでいたが、多忙でその後読めていなかった。
何が分かるのか?と言われると、生物としての人間が、どのようなメカニズムで分断されているのか?ということ。
それは「匂い」というか、それに類似する、各感覚だったりするわけだが、ぼくがそれに該当しない事を前提に読むと更に面白い。
ぼくは、ASDの特徴をかなり色濃く持っているので、群れに対して、かなり冷ややかだ。群れは、それを維持するために幻想を用いるが、それはその群れが持ちうる考えの最大公約数的なもので群れを維持しようと試みている。それが相容れない場合、人の群れどうしは憎しみ会うのだ。これは、村の対立のようなもので、敵対者を「よそ者」と見なす。
そういう意味では、そもそも村人になり得ないぼくという存在に何ができるのか?がぼくにとっての課題になる。
ぼくに美術の話をしても写真の話をしても映像の話をしてもまったく響かない。それは、長年ぼくと関わってきた人ならば分かる事だろう。その群れの物語にまったく関心が無いのだ。そう、はっきり言うが、お前たちは、表現の頭にくる言葉、つまり「写真」だの「映像」だのの言葉を用い、異なる群れを「よそ者」と見なしているのだ。当然「よそ者」が抱く集団幻想も理解しないだろう。その性質こそが「分断」を起こしている。ぼくは、これをマジョリティー的なものと考えている。
ただ、明確に関心を持っている部分も見えるはずだ。ある種の心には反応しているし、それが偽物(そういうテクニック)ならば反応しない。ぼくは、その方向で今後やっていく事を決めている。

本来、映像作家で、アニメーションなどを作っているはずでしたが、あまりのしんどさから体調崩して病気になり、とてもじゃないけど、アニメーションなど作れない状態に陥り、現実逃避から、流れに流されて写真などを撮ってストレス発散している次第であります。 基本的にテーマなどなく、その日の気分で撮った写真とかをアップしたり、たま~に日の目を見なさそうなマイナー機材や、既に終わっている機材をレビューしたりしていきます。 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、ポンピドゥーセンター、ソフィア王妃芸術センター、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される どこまで流されるのか・・目的地は不明。 自閉症スペクトラム障害・障害2級  尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:696969bara@gmail.com(マネージャー月影)

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