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このような今だからこそ、カメラを使ってみよう

新型コロナで集まれない今こそカメラを使ってみる

2020年4月2日現在、新型コロナウイルスの猛威は拡張しつつあります。休日も、自粛を強いられ、情報もコロナ一辺倒、これは、現時点でかなり恐れなければならない事ですが、そんな今だからこそカメラを推奨したいと思ったりします。理由は簡単、人がいない場所でも撮影が出来る、今という時代もよく分かる、運動不足を解消できる、家での生活も、作品として成立する・・等々。
家に籠るとネットやテレビばかりになりますし、人と会うことも出来ないとなると、目的を失いがちです。
そこでカメラですよ。
カメラと言いましても、一眼レフや、ミラーレス機等の高級カメラばかりではなく、スマホや携帯、タブレット等も、今や立派なカメラを搭載しています。
しかしながら、モチベーションを維持しながら、少し時間を消耗して、目的をはっきりさせるという意味で、一眼レフやミラーレス機をおススメしたいと思います。しかし、絶対にそれが必要というわけではありません。カメラは、特別新しい必要もありません。

カメラは特別な物?何を撮れば良いの?

YASHICA – digiFilm in my fancy

これは、トイカメラで撮影した写真です。液晶が無く、ファインダーを覗いて撮影するわけですが、そのファインダーもいい加減で、正確に思ったように撮れるわけではありません。
ただ、身近に、何だか珍しいものがあったから撮っただけの写真です。
単純に、これだけの理由でもOKです。何ら特別なものではありませんし、ぼく自身、それほど特別な写真を撮る人というわけでもありません。
カメラというと、気負う人も多いかもしれませんが、ぼくは独学ですし、以前からカメラを特別なものと思った事はありません。意外にテキトーにやっていても、色々と覚えていったりします。ぼくのような、映像作家だからとか、写真家やカメラマンだからと考える必要もないと思います。

簡単なストーリー

YASHICA – digiFilm in my fancy

同じカカシの背後です。
ストーリーというのは、必ずしも一枚で完結する必要はなくて、こうして二枚を見ると、お出迎えと見送りをしているというストーリーを作る事ができます。この二枚の間に、この地での出来事を挿むと、その一日が何だったのか?とか、なんとなくストーリーが出来たりするものです。

例えば、人生のようなものの断片

今は本当に大変な時期で、人生について考えることも多くなるかもしれませんし、今という時代は、今後語りついでいく必要もある時代でもあると思います。
何枚かの写真の連作で、それを表現すると、それはより深みを増すと思います。
ぼくは、そもそもアニメーションの作家なわけですが、例えば漫画は、アニメーションと非常に互換性が高いと思っています。テレビアニメを見ると分かるのですが、漫画とよく似た表現とストーリーを作り上げています。
写真複数枚を、漫画のコマ割りのようなものと考えると、全体の構成がしやすくなるのではないでしょうか?一つ、象徴的なものを添えることで、より芸術的な表現も可能になります。
以下に、複数枚の写真を並べてみます。

これを連作としましょう。勘の良い人ならば、これが現在の事で、大切な家族があるという状況だと気がつくのではないでしょうか?
一つの眼差しというものが、ここで何となく成立します。
象徴的なのは③の蟻であり、上の①の行列と掛け合わせる事で、色々な事を連想させることになります。
ぼくに、特別な撮影テクニックがあるというわけではなく、自分が描きたいことがあるのであれば、こういった写真というツールを使って表現することが可能になります。
撮影状況ですが、①は、車の運転中にたまたま見つけた写真、寒かったのでレンズが曇ってしまいましたが、個人的には逆に良くなったと思いました。
マスク購入のために並んでいる人たちです。

②は、母親の昼寝です。日光があって、暖かい日はよく寝ています。

③は②と同じ日に出てきていた蟻、母親の近くにいました。誰かを撮っていて、ハッときたものがあれば、撮っておいて損はありません。①とは連動しています。

④は今日の撮影。一応肖像権に配慮した写真ということで、人物はぼかしています。ピントがあっているのは、手前の桜ですが、構図や光の道しるべによって、主題は家族の部分になっているのではないでしょうか?あと、春の桜は、生命力のようなものを感じ、それを人はめでたいと感じているのでは無いでしょうか?
技術的な問題ですが、このような凝縮した集合効果を得るためには、望遠レンズが必要です。ここでは、ミラーレンズという特殊なレンズを使っています。

重要な事ですが、ストーリーを考えるのは、鑑賞者に委ねられるところもあります。

動画で日記を撮ってみる

少し前に撮った日記映像です。最近のカメラも、スマホもですが、基本動画機能が付いています。この機能を使って、日記を作ってみるというのも面白いかもしれません。
ぼくは、映像で日記を作ることは、ほとんどありませんが、試しにやってみました。単純に中華レンズのテストなんですがね。。
何でもない日常が、後になって尊いという事もくるかもしれません。

編集

動画ならば、編集は当たり前で、編集アプリやソフトを使うわけですが、それは調べればいくらでも情報がありますので、ここでは割愛します。
では、写真は?ということになりますが、カメラを使うなら、是非RAW撮影をしてみる事をおススメします。このページの写真は、時間的にも大した事はしていませんから、普通に撮ったものと変わりませんが、RAWで撮ることで、デジカメの画像処理について深く理解することが可能になると思います。
それはどこで入手が可能になるのか?ということですが、基本カメラを買うと、自動的についてきます。CDだったり、メーカーサイトからのダウンロードだったりしますが、無料です。そこから理解して、必要であれば、社外のソフトを検討するのも有りでしょう。ぼくは、基本ケチなので、フリーソフトで処理してたりします。

以上です。それでは、皆さまの生活が、より豊かになりますよう。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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