レンズが増えてしまう Carenar 28mm 50mm 135mm 七工匠 35mm F1.2
知り合いが、いらないカメラとレンズ等いらないか?とのことで、貰うことにしました。何十年も放置していたとのことなので、当然ながらカビは覚悟しなければなりません。
事前情報からすると、カメラの名前は”Carenar”カレナーとか呼ばれていますが、日本語説明書には、カリーナと書かれています。アメリカのメーカーと言われていますが、実はドイツとのこと。OEMで、日本製のようです。このカメラ以前持っていたことがありますが、レンズは売ってしまっていました。
本体はペトリで、少なくとも、付属の標準レンズ55mmは、ペトリ PETRI C.C Auto Petri 55mm / f1.8と同様のもののようです。
28mmと135mmは、デザインそのものの系統が異なるので、ペトリなのかどうか分かりません。質感としては、28mm F2.8と135mm F2.8は高級感があります。55mm F1.8は、安っぽさがあります。
来たレンズには、50mm F1.8にはカビが生えていたため、カメラは分解清掃です。中性洗剤で洗って、綺麗に拭いてから組み立て。あと紫外線照射もしてみました。
55mmは復元しましたが、135mmは残念なことに前玉にバルサム切れが。。これは、後程直してみようかと思っています。
ちょろっと写してみた感じは、55mmはバブルボケ、28mmは、昔の広角らしく、周辺画質は大したことないといった感じです。M42といえば、PENTAXの、TAKUMAR 28mm F3.5とかも、周辺画質はイマイチです。
そのうち詳しい感想でも書いてみようかと思いますが、今は体調悪いので、第一印象だけで。
あと、キヤノンのカメラ二台も付いてきました。残念なことに、レンズは死んでいました。グリスで絞りが動かないので、そのうち分解して直します。
コンパクトカメラのほうは何だろう?オリンパスのペンに似ていて、ハーフサイズでの撮影が可能なようです。つまるところ、ほぼAPS-Cサイズでの撮影が出来るということですね。
このあたりのカメラには疎いので、そのうち調べてみようかな?
これは、七工匠の7Artisans 35mm F1.2 で、APS-C用の標準レンズです。
中国からの輸入便で購入したため、国内正規品よりも10000円ほど安い12000円台での購入。この値段ならば、Neewer 35mm F1.2とも大差ありません。
KESOTO 35mm F1.2という名前で売られていましたが、中身は七工匠そのものです。評価の高いレンズでもありますね。
で、写りは?と言われると、七工匠はNEEWERよりもコントラストが高く、透過率も高め、明確に劣るのは歪曲収差だけで、ほかの多くは優れているという印象です。※開放での撮影だと差があって、七工匠は、この時点でコントラストが高めなのに対して、NEEWERのほうは、少々滲んでいるような描写です。逆光に関しては、残念ながら、どちらも、とても弱いです。フレアを生かして撮りましょう。
国内での値段なりの差があるような感じですね。遊びに使うなら、どちらもコスパ高いと思います。
写りの傾向は、まったく異なるため、両方持っていても損は無い気がします。
どちらかと言えば、七工匠は正統派で、NEEWERは色物系という感じでしょうか?どちらがオールドレンズっぽいかと聞かれると、NEEWERのほうです。
ぼくは、どちらも好きです。
これも、楽になったら、中華の他の35mmとの比較も含めて書いてみようかと思います。
※その後、日中野外で撮影してみましたが、開放だと七工匠もNEEWER同様の滲みが発生しました。この点では大差無さそうです。