トビイロケアリ女王をお迎え
数日前のトビイロシワアリに続いて、トビイロケアリ女王をお迎えしました。今回はヤフオクでの落札です。
トビイロケアリは、トビイロシワアリと同じく、最も一般的に見られる小さな蟻で、雑食ながら、どちらかと言えば肉食寄りの蟻です。また、同じようなサイズですが、ずっと動きは速いです。
今回は、初期コロニーなので、十数匹程度のワーカーと女王という構成です。トビイロシワアリとは異なり、単雌性で、コロニーには女王1匹だけということになります。
今回も、もちろん画材としてのお仕事をしてもらう予定ですが、行動の違いによる絵の変化にも期待するところ。今のうちに、特に好む餌を知っておく必要があります。
なぜ二つのコロニーが必要なのか?と言われると、巣の中の蟻は限られているということです。すべてが満腹になってしまえば、次のコロニーを動かさないと、ぼくの作業が進まないということになります。
早速、蟻の巣観察キットの中に引っ越ししてみましたが、トビイロケアリの女王は、ワーカーに対して、とても大きいです。もちろん他の蟻でも女王は大きいですが、ワーカーのサイズが同じぐらいのトビイロシワアリの女王に比べると比較にならない大きさです。単雌性で、巨大コロニーを作る蟻ということで、女王はその大きな体で、沢山の卵を産むということになります。
肉食性が強いということで、トビイロシワアリのワーカーの死骸を与えてみましたが、巣の中に持ち込んでしまいました。おそらく食料にするのではないかと・・蟻は、増えてくると、毎日ワーカーに死骸が出てくるので、こちらに与えても良いかもしれません。
今回は、他のタイプの観察キットを購入しました。一見前のタイプよりも小さいですが、四面に巣があるため、巣そのものの面積はだいぶ大きいものと思われ、かなりの大きさのコロニーを維持できそうな雰囲気です。
この巣にいっぱいに増えてくれることに期待ですが、どうでしょうか?
トビイロシワアリのほうはどうか?と言われると、現在はこんな感じ。お迎え時よりも、サナギが孵化したのか、ワーカーが増えているように見えます。既に数百匹はいるでしょうか?