blog,  オールドレンズ

SMC PENTAX-A 135mm F2.8

あまり聞かない気がする

このレンズ、人気が無いのか、あまり聞きません。
これより前のTAKUMAR 135mm F3.5 や、FやFAはけっこう聞くんですが、人気が無いのでしょうか?
個人的には、コンパクトで、なかなか良いレンズではないかと思いますが、逆光等には弱いですね。

レンズ構成 4群4枚 フィルター径 52mm 絞り F2.8 ~ F32 絞り羽根枚数 8枚 最短撮影距離 1.2m 重量 340g との事。

個人的には、Aシリーズレンズは残念な存在で、MFでプラスチックにしては高いという印象です。MFは金属が良いと思っているわけです。

ですが、光学的には悪くなくて、軽くコンパクトなレンズが多いのもポイント高いですね。

 

 

写り

K_1N0236.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8)  クリックで等倍鑑賞可能です

コントラストが高くて、均一性が高い絵のような気がします。4群4枚と構成レンズは少ないですが、透明感のある、なかなか良い雰囲気の画質です。

これは、アメンボを撮っているわけですが、水面の張力といいますかそういうものも感じよく撮れました。

アメンボは、ミルワームみたいな生き物に群がっているみたいですね。

 

 

チャートでも撮影してみましょうか

それほど立派なチャートではありませんので、参考程度にしてください。

K_1N0308.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF2.8])

ん!?いきなり隅まで解像してしまいました。
こういう解像の仕方は、何というか、現代的でもあるような気がしますね。
歪みも少ないですね。
ただし、色収差は目立ちます。補正レンズが少ない故という感じでしょうか?

K_1N0309.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF4.0])

一段絞ると、色収差はぐっと減りました。解像感もなかなか良いですね。

K_1N0310.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF5.6])

特に不満の無い画像ですが、倍率色収差はそこそこある感じですね。

K_1N0311.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF8.0])

F4あたりから、それほど大きな差は無さそうな気がしますね。シャキッとした写りです。

K_1N0312.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF11])

ちょっとぼやけてきたでしょうか?このレンズは回折現象の影響が早めに出てくるという感じです。

K_1N0313.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF16])

コントラストも落ちてきましたね。

K_1N0314.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF22])

使えますが、わざわざ使う必要は無さそうな絞り値です。

K_1N0315.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8 [絞りF32])

もやっとしてしまいました。

 

 

とりあえず何枚か写真でも

(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8)
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8)
PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8)

とりあえず、一日でざざっと撮ってみた写真です。
他のレンズでも似たような感じで撮れるかと思いますが、けっこうシャープで良い感じの写りです。

結局のところですが、使ってみないと分からないというのが結論ではありますね。
特徴としては、けっこうシャープでオールドレンズにしてはコントラストが高いという感じでしょうか?
個人的には TAKUMAR 135mm F3.5 とかよりも好きな感じです。
一応AEはPENTAXの一眼レフでは使えますので、使いやすいことは言うまでもありません。

 

 

個人的には、けっこう良いレンズです

K_1N0256_.jpg
(PENTAX K-1/SMC PENTAX-A 135mm F2.8)  クリックで等倍鑑賞可能です

現在でも解像は十分ですし、一般的な評価とは異なり、開放から解像する感じです。
ピントが薄いので、一見解像していないように見えますが、実は解像しているようです。
ただし、色収差が邪魔をしますので、もやっとして見えることもあるかもしれません。

もう少し使ってみないと分からないところが多いですが、考えてみれば、オールドレンズを何本も持っていたら、いちいち一つずつは検証できませんよね・・

とりあえずですが、このレンズを使用する機会がありましたら、また何かアップしてみようかと思います。

 

 

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2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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