人は法で動くわけではない
人間は法では動かない。多くの人が法の事なんか知らないだろう。普通にしていれば、それほど大きな問題が起こるわけでもない。つまるところ、法が人の感情やら道徳観にすり合わせて作られている。
法というのはつまり制度と置き換えても良いが、根本的な事を言えば、こういうものに逆にすり合わせているのが現代のアートだということに、どれほどの人が気が付いているだろうか?
人間の感情やらそういった諸々の事に寄り添う事のない法というものが終わっているという事に関しては、それを理解できる人は多い事だろう。
ぼくは、その事に気が付いていて、そこを突いているだけにすぎない。
このような事は、誰に聞くでもなく、自然に気が付くものだと思う。それに、ぼくは若くして楽園を追放されているので、気づかざるをえない。