blog,  思想、哲学

新しいマイノリティー

あまりにやることが多くて、一月半前の出来事の確認ができていない。
何をやったのかというと、ある在日一家でラップのワークショップの撮影と、その家族のインタビュー。
インタビューしたのは、作品の構築のためでもある。テーマは在日という、ある種よく見られるテーマではなく、ぼく自身から見た、新たなマイノリティーのかたちというか、何らかのものを見いだすための行為のようなものだ。
「新しいマイノリティー」というテーマで作品を作っている。「在日」や「障害者」という、ある種の制度的なものを超えて、何か考える事はできないのだろうか?という言わば、そもそも「言語」の学習障害を持ったぼくが、「言語」以外の感覚で考えていた思考。それは「言語」によって構築された「制度」を乗り越える事ができるものではないのか?
ぼくの経験談から言うと、例えば「LGBTQ」このイベントに参加して感じた事を言えば、ぼくは部外者でありマイノリティーである事を強く感じた。その「制度」の枠組みにおいては、彼、彼女らはマジョリティーなのだ。分かるだろうか?それは、おそらく、他の枠組みにおいても同義だったりすると思う。ただ、それは集団での話である。個人であればどうだっただろう?
そうして、何らかの緩やかな繋がりによって生まれるコミュニティーのようなものは、「新しいマイノリティー」として、新たな価値として、何らかの役割を果たせるのではないか?と思う今年の夏だった。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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