自分の平均値で淡々と
今後、自分にとっての作品は、特別に力を入れることもなく、淡々と行う必要を感じている。要は、無理に苦手なことをしようとしたり、特別に成長しようとしたりしないことを心がける事だ。
人間の伸び代には限界があるが、その限界までに力を引き上げる事は困難な上に、おそらくは無理が生じる。若いうちは可能だろうが、それは体力があるからだ。現在は、自分の力がどのくらいか何となく分かるし、それは緩やかに降下していくだろう。
その降下も含めて受け入れる事だ。若い頃は、能力の限界に挑んだが、それは続かない。それが、この体が持つ限界だから、どこかで破綻する。
おそらくは、そういう挑戦が無いとか許されないという声もあるだろうが、それが何を保証するものでもない。それを言う人が、何かをまともに挑戦したことがあるのかどうかも疑問だ。
淡々とやることでも、かつての努力の痕跡は出てくるだろうと思うし、十分な成果を上げる事ができるだろう。無理やりやらない事が大切だ。本命の作品であってもそうだ。