blog,  写真日記

冬はいないけど、蟻でも眺めている方が良いのかもしれない

コロナな事もあって、遠出はできないわけだが、何度か写真展などにも行ったりした。が、何か面白い事があるのか?と言われると首をかしげるような事が多かった。
「どういう写真を撮るの?」と聞かれて、タブレット内の写真を見せると、「あ~、アートっぽいやつね、あんまり興味ないなぁ」と軽めに言われてみたり、「デジタル写真って終わってるよね、可能性が無い」とか平然と言われたりするのである。
一応、反論としては、「デジタルでもできる事は沢山あると思うけどなぁ・・」とか言うわけだが、そうすればムッとされたりで、まぁ色々と難しい。
どうやら、話は通じないらしいので、それ以上の長居は無用だと思い帰るわけだが、複数人で、内輪話に盛り上がる様子を見て、何だかなぁ・・という感じになる。世の中は、予想外にベタだったりする。
そういうコミュニティーは、どういうジャンルであれあるわけだが、会場とかはとても居心地が悪いのである。
考えてみれば、「写真」という言葉に捉われているから、そういう現場に行ってしまうわけで、事実としては、特定ジャンルに関係なく、聞いていてなるほどと思える人と話をしたほうが面白いし、今後の発想の足しになったりするものだ。

とりあえずは、世の中の、そういう面は変えることができないわけだから、単純に、蟻でも眺めて何か考えている方が良いのかもしれない。要は、無理に行く必要は無いのである。ぼくも、もう若くもないので、必要な事に注力したほうが良かったりする。とくに、想像面で困っている事もないわけだから、終わっているらしいデジタル写真の構造やら構築の方法の事でも考えている方が有意義ではある。

話は変わるが、今日というか先日は久々に岡山市内に行った。というか市には行っているのだけれど、気晴らしも含めて行ったわけだが、雰囲気が好きなカフェがあるので、そこに行った。ボケーっとしたかったのだ。
で、行ってみたら、人が何人かいて、写真展?版画?というか、出力が版画らしき事をやっていたわけだが、特にオタク系がいるわけでもなく、世間話が楽しめた。
いや、そういうので良いんだよと妙に納得した。

よくよく考えれば、ぼくは何かを制作している時は、業務的な事以外では人のところに行かない。だから、共同で物事を考えている人以外は、誰もぼくが何をしているのか?なんて知らないのだ。これは、防御策でもあって、制作の邪魔をされないようにという意味もある。作ると知られている作品に関しては、何かと妨害が入るというのが経験的にあるからだ。邪念も入り、ああした方が良いだの、こうした方が良いだの、数えきれない。とんでもない邪悪な事をされた事もあるが、ここでは言わないでおこう。そういう事にエネルギーを奪われるのは避けたいものだ。
とりあえずは、制作に関して言えば、ぼくは、それなりの意見もあるし、とくに、それほど親しくもない人にとやかく言われて、はいそうですかともならない。そして、とやかく言う人は、意見が受け入れられないと思えば、勝手に恨むのである。冷静に考えてみたが、そこにぼくの非というものは無いのに気がつく。ん?何か悪かったかな?とか思うだけ損であった。
ただ、今年の制作は、半ば公開なんだよなぁ・・とりあえず、その事前の対策として、レンズカルチャーに応募したというのもあるのだが、今のところ、だいたい想像した通りに物事が進んでいる感じだ。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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