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Odette 35mm ? オデット?

何これ?こんなカメラを見つける odette ?

odett 35mm ?

カメラのキタムラのジャンク品コーナーで、こんなの見つけました。
odetteと書かれています。 200円でした。
歩いていると、すぐに目に入ってしまいました。まぁ病気ですね。
店員に聞いてみると、このカメラは知らないとの事でした。ネットにも情報が無いと・・

まぁ、トイカメラであることは、このプラボディーを見れば分かりますが、仕様も何も分かりません。少なくとも、シャッタースピードがどのくらいか分からないと、どうにもなりません。どの感度のフィルムを使えばよいのか・・

ネットで調べますが、確かに情報がありません。というわけで、海外の情報を調べると、わずかながら情報が・・
名前は、odette 35mm と書かれていました。と言いますか、これとは若干の仕様の違いがありましたが、右上のシール部分に、35mmと書いてありました、他は外観も同じ、MADE IN TAIWAN とあります。

レンズは、35mm F5.6 とある

FOCUS FREE 35mm 1:5.6 レンズ

FOCUS FREE 35mm と書いてあります。本当かどうかは怪しいもんです。
しかし、このような仕様、少々レンズが明るすぎないですか?無限遠に合わせてあるんでしょうか??それとも中距離?ピントは浅そうですが・・

シャッターは、HOLGAとかと同じような感じだとしたら1/100ぐらいか??そうだとしたら明るすぎるので、1/200ぐらいはほしいところ。その点、仕様が分からないものだから、一度撮影してみるしかないかな。。感度はiso100で大丈夫でしょうかね?

レンズのクリアーさは、HOLGAとかよりも良さげ。
一枚構成に見えますが、面白い絵が撮れるかもしれません。

絞りを見てみる

F5.6 の絞り穴

穴小っちゃい・・これ、F5.6より暗いでしょう・・いや、分からない、どうなんでしょうか?こういうインチキくさいカメラは、だいたい表示は適当なものです。撮ってみて、初めて色々なことが分かるのでしょう。
撮るしかないかな。

室内

odettの裏ブタを開けてみる

どうやら、普通の35mm フィルムが使えそうです。特殊な規格でなくて良かったです。
しかし、フィルムに傷が付きそうな室内ですね。。まぁそれも含めて楽しむものでしょうかね?

ホットシュー

odettのホットシュー

このカメラには、一応、ホットシューが付いてます。
で、試しに、Neewer TT560 ストロボを付けてみますと、案の定付きません・・こういうのは、お約束で、多少の加工が必要だったりします。
マイナスドライバーとかで、ホットシューの両サイドの金具を広げて、通りを良くするわけです。
で、取り付けてシャッターを切ると、光ったり光らなかったりです。まぁこんなもんでしょう。長年使っていないようですし、接点が駄目になっているのかもしれません。分解して、接点復元スプレーとかかけたら、直ることがあります。
HOLGA 120Nは、それで直りました。

光らせるコツですが、フィルムの巻き上げをすると、最後に、カチッと鳴ります。これが鳴るところまで巻かないと、ストロボは光らないようです。この段階までは。

とりあえず分解
odett 分解

気になるので分解してみます。
分解するにあたり、外すネジは、わずか4本でした。これ、遮光大丈夫か??
レンズ付近に、シャッターを切るためのピンがあります。そのあたりに、接点復元スプレーを少量かけてみました。

小さくて見えないが、おそらくこの付近に接点がある

こういう、ギロチンシャッターのカメラは、だいたいこれで直るような気がします。
その後調べると、奥の二本のネジが接点になっているようです。シャッターを押すとギロチンシャッターが、ここに当たるような感じでした。
矢印の部分に、接点復元スプレーをかけます。
多すぎるとプラスチックを劣化させる恐れがあるので、少量で。

odett に Neewer TT560 ストロボを付けた図

案の定、ストロボは、100%光るようになりました。これで、このカメラは完璧です。このカメラとしては・・
このカメラがF5.6として、それを信じ、ストロボ撮影もしてみます。

ところで関係ありませんが、この Neewer TT560 ストロボ ですが、個人的に最強だと思います。その汎用性の高さと値段で、これより良いストロボを知りません。
もちろん、光量は足りませんし、アナログ操作しか出来ませんが、そこがシンプルで良いわけです。8本ほど所有しております。

やはり、撮影しないと、分からないことばかりです

結局、これは、情報のないカメラですし、撮影するしか、何か分かる手立てはありません。
というわけで、近日中に撮影してみます。
フィルムと現像含めたら2000円ほど・・それなりに高い代償になるかも?ですかね・・
しかし、好奇心をそそるので、それを止めることは出来なさそうです。
撮れたら、また、ここにアップしてみます。

2017年ごろまでアニメーション等の映像作家 その過酷さから病気に倒れ、限界を感じた事から、その後写真作家に転身 イメージフォーラム・フェスティバル、バンクーバー国際映画祭、オーバーハウゼン国際短編映画際、タンペレ映画祭、キヤノン写真新世紀 LensCulture 等で発表。 写真関連は、初の写真作品で、キヤノン写真新世紀2019年度グランプリ受賞。東京都写真美術館で個展、LensCulture Art Photography Awards 2022 LensCulture Emerging Talent Awards 2023 にて Jurors’ Picksなど NHK ドキュメント20min.「蟻(あり)と人間とぼく アーティスト・中村智道」で紹介される 尚、写真等の無断使用はお断りいたします。一言ご連絡ください。 お仕事のご相談など、気楽に、ご連絡ください。 e_mail:nakamura.tomomichi@gmail.com

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